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2004年04月14日

【流通】モバイルコンテンツ CDリリースに先駆けて、着メロ・着うたを配信

――携帯電話が音楽コンテンツ流通の主役に?――

モバイルコンテンツは、同社にて運営されている「モバイルコンテンツウィンドウ(MCW)」にて、着信メロディ・着うたを、CDシングルリリースに先駆けて配信する。

シングルのリリースは今月21日、これより約1週間先駆けて(15日から)期間限定でコンテンツを配信する。
今回の試みは、携帯コンテンツ業界初めてのこととなるが、第一弾(15日配信)に選ばれたのは、人気アーティスト「ケツメイシ」のニューシングル「涙」。これを皮切りに、大型アーティストから期待の新人まで、ミュージックシーンにおける新たな情報発信基地を目指す。

「MCW」は、新作のCDや映画、ゲーム等の情報を携帯コンテンツとして配信するツールとして新たに開発された。利用者は現在、
エクシングが運営する「ポケメロJOYSOUND」、ドワンゴが同子会社のコンポジットと共同運営している「いろメロミックス」からダウンロードが可能。2サイト合わせると、1100万人の会員数となる。モバイルコンテンツは、今後、順次配信サイトを追加するとしている。

これまで音楽コンテンツの新作流通は、レコード、そしてCDの販売が主流。ヒット作の尺度としてもアルバムなどパッケージ化されたメディアによる販売量が基準となっている。
今回、音楽CDのリリースに先駆けて携帯向けにコンテンツが配信されることで、ユーザーが新作を知る機会がこれまでのメディアと異なり、携帯電話及びダウンロードによる着メロ・着うたが、音楽コンテンツ流通における重要なツールとなる可能性がある。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:42| 流通