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2004年08月25日

【流通】野村総研、日本の「マニア消費者層」の市場規模発表

――「オタク層」を中心としたコミュニティによる商品流通――

野村総合研究所は、特有の消費行動を示す日本のマニア消費者層(「オタク層」)の市場規模推計と実態に関する調査を行った。調査は主要5分野(アニメ、コミック、ゲーム、アイドル、組立PC)について行い、5分野全体におけるマニア消費層の消費規模は約2,900億円に達するという。コンテンツ市場に関連する4分野(アニメ、アイドル、コミック、ゲーム)の産業全体の市場規模は約2兆3,000億円とも言われており、マニア消費層の割合は金額ベースで11%を占めることになる。
いわゆるオタクと言われる消費者層については、情報をseekする世界でもあるWebの普及によって、一般消費者の購買動機や、情報収集活動において、極めて重要な存在となってきている。Blogをはじめとする個人の情報発信ツールの利用など、オタク層を中心とした購買力、情報発信力、コミュニティ形成力が、商品流通に与える影響が益々大きくなると考えられる。

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投稿者:gotsuat 11:55| 流通