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2004年09月02日

【流通】ソニー、大容量ブルーレイディスクROM原盤製造装置の受注を開始

――次世代記録メディア デファクト争いの大きな局面――

ソニーソニー・ディスクテクノロジーは、映画など記録済みコンテンツ用BD−ROM原盤(マスター)及びDVD−ROMの原盤製造装置『PTR−3000』を共同開発した。ソニー・ディスクテクノロジーは、この装置の受注を今秋より開始する。
低コスト、安定したディスク製造、装置小型化を実現し、原盤のカッティング工程では、世界で初めて青紫色半導体レーザーの熱記録方式を利用したフェーズ・トランジション・マスタリング(PTM)微細加工技術を採用し、原盤製造工程数を半分以上削減した。製造装置全体の大きさは、床面積で従来のDVD−ROM原盤製造装置の約5分の1の省スペースを実現。さらにBD−ROMに加え、DVD−ROMの原盤製造を一台で行うことが可能。
今後、ソニーとソニー・ディスクテクノロジーは、PTM技術を採用した原盤製造装置の提供を通じて、大容量で美しいハイビジョン映像を楽しめるBD−ROMフォーマットの導入やサポートを積極的に進めていく予定。
既存のDVDに続く次世代の記録メディアについては、大きく分けて2つの規格に分けられる。規格の標準化競争においては、利用できるソフトの流通量が大きなポイントとなってくる。今回のブルーレイディスクROMの量産化体制構築により、ユーザーが買い求めやすい価格帯での供給体制が整うと考えられ、次世代記録メディアの市場形成にとって大きなポイントとなりそうだ。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:42| 流通