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2004年09月06日

【流通】日の丸自動車、丸の内を起終点とした二階建オープンバス「スカイバス東京」を運行開始

――観光資源は有力な資源――

日の丸自動車興業は二階建オープンバス(名称 スカイバス東京)の運行を9月10日より丸の内を起終点として皇居(江戸城)、国会議事堂、霞ヶ関、銀座を一周するルートで運行を開始する。
スカイバス東京は、日本で初めて導入される二階建・屋根のないオープンバスで、高層ビルや東京タワーなども視野を遮られることなく展望でき、且つ、360度パノラマビューを楽しむことができるのが特徴。都会の空気を肌で感じつつ、通常のバスでは体験できない開放感と臨場感を味わいながら、新たな驚きと感動をもって東京見物を提供できるものと期待している。
現在、日本では、観光振興の施策として「
ビジットジャパンキャンペーン」を展開し、東京都では「東京都観光産業振興プラン」の実現に向けた取り組みを推進するなど「観光」を強化する方針を明確に打ち出している。
スカイバス東京はこのような政府や都の施策に呼応して、民間による都市観光の振興(観光誘致)の一翼を担えるものと考えおり、また、日本で初めて導入されるスカイバスそのものが、東京の新たな観光名物の一つになるとも考えている。
訪日外国人の乗客には、日本語の他、英語・中国語・韓国語等バイリンガルで音声観光案内を計画。当面は、日本語と英語の音声観光案内を行い、車内で日本語版・英語版の案内マップを配布する。
二階建てオープンバスは、世界的にも、アメリカのニューヨーク・ワシントン、ヨーロッパのロンドン・パリ・ミュンヘン・アムステルダムなど、世界の主要な国際都市では実際に運用され、観光の目玉となっている。悪天候では利用が難しい点や、セキュリティ面に不安を感じてしまう面が難点ではあるが、首都東京のみならず、京都、広島など中高生の修学旅行拠点となる地方都市や、あるいは自然豊かな景勝地などでも、観光の重要インフラ、もしくは名物として需要を生み出すことも考えられる。資源の乏しい日本にあって、日本の主要観光都市での導入により、国内の観光資源を有効に活用し、アジアを中心とした観光客の増加に伴う土産物市場、宿泊、交通などの市場拡大も期待される。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:39| 流通