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2004年09月24日

【流通】第一興商、カラオケルームチェーン「ビッグエコー」店頭で音楽CDの販売を開始

――共通のキーワードによるリンケージ販売手法――

第一興商の展開するカラオケルームチェーン「ビッグエコー」は、店頭に専用ラックを設置し、音楽CDの販売を開始した。
「ビッグエコー」では、平成16年4月よりスタートしたDAMステーションによる「
club DAM MEMBERSHIP」サービス、冊子による通販「DAM Shop」、9月からパイロット展開する「DAMシネマ」サービス、キャンペーンに伴う食玩「KARAOKE MAX」の販売、そしてこの度の音楽CD販売などさまざまな企画を通して、カラオケ店からカラオケを中心として音楽を総合的に楽しむエンターテインメントスペースへの進化を目指す。
店頭に設置する音楽CD販売専用ラックは、12タイトルX12カテゴリー(144タイトル)と、各2〜3枚の在庫を収納できるもので、受付カウンター近くに各店舗規模に合わせた複数台を設置し、本格的な販売コーナーを形成する。
販売タイトルは、メジャーレーベルからインディーズ系までを網羅し、ランキングでの切り口(全国カラオケリクエストランキング、店舗別カラオケリクエストランキング、通信カラオケDAM 開業以来リクエストランキング…)と新譜でCDラインナップを構成。DVDも一部販売。カラオケルームに集まるカラオケファン、音楽ファンをターゲットにした品揃えとする。
10月より専用ラックの各店舗の設置を開始し、年末商戦前には、直営・子会社経営の国内全店舗(現在207店舗)での販売体制をとる予定。
これまで販売されていなかったカラオケ店での販売チャネル拡大は、音楽を楽しむという共通の切り口でリンケージを図った販売戦略として、今後消費者のリアクションが期待される。今後はこうした同じ切り口でのリンケージによる販売例が、食品その他サービスの流通拡販にも応用が考えられる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:35| 流通