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2004年10月20日

【流通】ホンダ、中国で現地の二輪研究所を活用した125ccスクーター「e−彩」を発売

――現地仕様がアジア標準にも?国産メーカの海外拠点――

ホンダの中国における二輪車生産・販売合弁会社である新大洲本田摩托有限公司は、新型125ccスクーター「e−彩」の販売を開始した。
「e−彩」は中国における二輪研究所 本田摩托車研究開発有限公司と新大洲本田がユーザー調査を行い、現地ニーズを反映して外観デザインを担当しており、本田摩托車研究開発有限公司を活用した初のモデルとなる。
「e−彩」はスポーティーな外観デザインが特徴で、中国のエミッション規制であるEURO2に対応、低燃費を実現するなど環境性能にも優れている。販売価格は7,680元(約99,800円)、販売計画台数は10万台/年を予定している。
本田摩托車研究開発有限公司は、日本の二輪メーカーとして中国で初の全額出資の研究所として、2003年4月に稼動開始した。
ホンダは中国において、五羊本田、嘉陵本田、新大洲本田の3つの二輪合弁会社を持っており、現地における研究開発から生産までの体制を構築することで、中国の市場の変化に対応し、様々なニーズにあった商品を提供していく。
日本のメーカー各社は現地合弁会社による現地利用者への商品供給体制により、ニーズを反映した商品及びサービス体制の確立を可能としてきたが、中国におけるオリジナル商品が利用者に受け入れられることにより、中国現地発の人気商品の誕生、更には中国国内のみならず、アジア各国、または日本への逆輸入などの展開も考えられる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:44| 流通