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2003年12月18日

【知識】キリンビバレッジ 「生産本部」「物流部」「資材部」を「ロジスティクス本部」へ統合

キリンビバレッジは経営体制の強化及び推進を図るため、2004年1月から、「国内飲料事業」中心から、「海外事業」「国内食品事業」を加えた事業領域の拡大に伴い、「営業本部」「ロジスティクス本部」「事業推進本部」の3部門を核とした体制へと移行する。
「営業本部」では、現行の販売機器部の機器開発業務を営業部へ移管、名称をメンテナンス部へと変更。自販機オペレーターの営業戦略・計画を立案し実行する「自動販売機推進部」を新たに設ける。
「事業推進本部」では、これまでの「関連事業部」を廃止し、グループを形成する国内・海外関係会社の経営支援・管理の業務を統轄し、新規事業の推進も行う。
そして「ロジスティクス本部」では、現行の「生産本部」「物流部」「資材部」を統合し機能を強化。現行の「生産企画部」を製造工場の生産管理・品質管理を行い、適切な生産需給を行う「生産部」と、生産性品質の優位及び技術競争力の維持向上を図る「技術部」に再編する。

    

ロジスティクスが機能する組織編成へ。。。
  
これまでの開発、調達、需給、製造、そして物流を
ロジスティクス本部として一元管理を行おうとするもの。
生産体制、需給の調整を、物流というフィールドから得られた情報が
ロジスティクス本部に集約されることにより
最適な意志決定がすばやくできるものと考える。
  
今回の事例では、組織が再編成されたわけだが
従来の各部門の統合、新しい組織化など
非常に煩雑な取り組みが必要だったことが想像され
ロジスティクスの重要性を企業として十分理解した上で
組織編成を行えた事こそがロジスティクス的な取り組みと言えるのかもしれない。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:09| 知識