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2004年03月18日

【知識】資生堂 国内生産工場再編

資生堂は国内の主力工場のうち、舞鶴工場と板橋工場を閉鎖、あわせて生産子会社である資生堂ビューテックおよび原町製紙所を解散する。
SCM再編中の中、店頭での品切れ及び偏在する在庫管理の極小化を目的とした、適時・適量の供給及び生産体制を構築してきた。今後さらに生産効率の高い体制へと強化すべく、ファクトリー オートメーションの設備が有効活用できない、又近隣の住宅密集化などが進む中で夜間・休日対応が困難な理由から、2工場を閉鎖。
化粧用具の専門会社である資生堂ビューテックは、営業・開発機能に特化し、生産機能を廃止。また紙製品専用工場である原町製紙所は、製造するティッシュペーパーの将来的な損益改善の見込みが立たないことから会社を解散する。
市場の変化に柔軟な対応を可能とする生産体制の整備は、生産性の向上維持や物流的な地域性、そして周辺の環境なども含めた、諸条件を加味した上で最適な方法を選択していかなければならない。地球環境問題や地域との関係、社会的責任なども含めたロジスティクス的な決断が必要となってくる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:05| 知識