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2004年04月08日

【知識】旭硝子 拡大市場へ供給力アップ

旭硝子はプラズマテレビ用ガラスの生産の増強と自動車用ガラス生産工場の新設を発表した。

プラズマテレビの世界販売台数はおよそ140万台。うち9割に同社がガラスを供給している。プラズマテレビは、今後も市場が拡大すると見ており、今年5月に愛知工場の生産設備を転換し、生産能力を現在の2倍に拡大し、トップシェアの維持を狙う。

また、自動車用のガラス工場は、中国蘇州市に来年4月以降に稼動をはじめる予定。運営子会社を来月設立する。
自動車メーカーの生産拠点が集中する中国南部進出を果たし、将来的に、同工場に加工設備も設け、中国でガラス素板から加工まで一貫して手がける生産体制を構築する。

強みの更なる強化と、成長分野への積極的な投資を掲げ、余剰設備の破棄、リプレイス、ターゲットへの集中投資を実施するなど機動性に優れ、部門を横断し全体最適を実現できる同社の組織こそが「ロジスティクス的な強み」と考えられる。経営資源を効率的に配分する同社の戦略に今後も注目したい。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:29| 知識