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2004年04月21日

【知識】伊藤忠商事、和牛血統管理システム構築へ

伊藤忠商事は、京都大学、岐阜県と共同で非接触ICタグを利用した「和牛血統トレーサビリティ」という和牛・肉牛の血統管理システムの構築に取り組む。

これは人口受精用に採取した凍結精液の容器に情報を入力した日立製作所の世界最小非接触ICタグをつけ、子牛の誕生から、肥育、市場販売、食肉市場への出荷、食肉になるまでの過程を完全にトレース、将来は農水省が義務付けている10桁の固体識別番号とシステムを連動させ牛肉流通の仕組みの開発を目指す。

昨今、大手商社は食品メーカーへの原料供給、食品卸の再編、コンビニ各社への出資や、外食産業への投資など食品流通全体、原料から消費者までをトータルで管理しようと試みており、単なる技術活用だけで終わらないサプライチェーン全体を統括しようとするロジスティクス戦略が垣間見られる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:07| 知識