<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2004年05月26日

【知識】旭硝子、韓国にTFT-LCD用大型ガラス基板の生産拠点新設

旭硝子は、出資している韓国電気硝子社との合弁を前提に、韓国の亀尾市にTFT-LCD(薄膜トランジスタ方式液晶ディスプレイ)用無アルカリガラス基板を製造・販売する事業に進出する。今年5月に新社を設立、ガラス基板の研磨ラインを設置する。
TFT液晶パネルの需要は、パソコンの他、オリンピックやサッカーW杯等の開催を控え、テレビ用途でも需要が本格化している。また、テレビ用を中心にパネルがより大型のものにシフトしていることから、ガラス基板の需要もパネルを上回る規模で大幅に増加すると予想されている。
現在ガラス基板を関西工場及び京浜工場にて製造し、研磨加工を関西工場、旭硝子ファインテクノ社、並びに旭硝子ファインテクノ台湾社にて行っているが、ガラス基板の旺盛な需要に対応するため、台湾において製造窯(2基)及び研磨ラインを増設し生産能力を大幅に拡大する一方、今後大型液晶パネルを中心とした需要拡大が見込まれる韓国においても生産拠点を設置、ガラス基板の需要拡大に応じて必要な投資を行っていく。グローバルな供給体制の構築が進む中、新商品普及率がクリティカルマスを越えるきっかけともなる国際的なイベントなどの機会も見据えたSCMも必要となってくる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:31| 知識