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2004年06月08日

【知識】パナソニックモバイルコミュニケーションズ、国内生産拠点を静岡工場に終結

パナソニックモバイルコミュニケーションズは、新中期計画「躍進21計画」を達成するため、構造改革に取組む。
その一環として、国内生産拠点を静岡工場に集約し、FOMAなどの最新技術商品などの高付加価値製品の拠点として位置付け、他の海外生産拠点とともにグローバル最適生産体制の構築をめざす。
携帯端末はメーカー各社間の競争が激化する中、いかに生産性を高め、海外シフトなども含めたグローバルな体制に再編するかが課題となっている。
しかし日本国内のメーカーにとって、安易に海外へ生産を移すことは、国内において他社を凌ぐ技術開発力を退化させる危険性をはらんでいる。
国内でのものづくりの衰退を回避するためにも、実装、組立て、地域、オペレーター別カスタマイズは中国、チェコなどの海外拠点で行い、最先端技術からなるFOMAやモジュールなどの高付加価値生産は日本で行うという、最適な分業体制の実現を目指す。
製造機能の海外シフトが進む中、日本国内での製造体制が見直されている。国内製造機能を今後どのように捉えていくのか?グローバル経済の中における日本について、長期的なビジョンに立ったロジスティクス戦略が必要とされてくる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 12:09| 知識