<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2004年07月06日

【知識】JALグループ、電子航空券「eチケット」を中国全土に拡大

JALグループは、7月15日より電子航空券「eチケット」の適用を中国路線全線に拡大し、中国旅行の活性化をねらう。
日中間最大の中国線ネットワークを誇るJALグループは、これまでも北京、上海、香港、杭州線において、この「eチケット」販売を展開してきたが、7月15日から利用可能地点に大連、青島、天津、アモイ、西安を加え、10月(予定)より利用可能となる広州とあわせ、JALグループの中国乗り入れ全地点である10都市(コードシェア便のみの乗り入れである瀋陽・昆明を除く)において、「eチケット」の利用を可能にする。
「eチケット」とは、従来、紙の航空券に記載されていた出発日、便名などの情報をJALのコンピューターシステムに記録することにより、空港のチェックインカウンターで航空券を提示することなく搭乗券を受け取ることのできる電子的な航空券。「eチケットお客様控」を郵送、宅配、FAXまたは電子メール(PDF形式)にてチケット購入者に送付し、控えにする。「eチケット」はこの「eチケットお客様控」を簡単かつ無料で再発行できるため、紙のチケットを持ち運ぶ必要がなく、チケット自体の紛失の心配がない。また、全ての運賃で利用でき、航空券購入のために事前に発券カウンターに行く必要がない上、前日14:00までの予約が可能なので、直前の旅程の決定にも対応でき、JALホームページや指定旅行代理店での購入も可能。
海外への渡航などで一つの手間となっている航空券購入、購入後の保管に対して、同社のサービスは搭乗手続きや航空券紛失時の対応が同時に簡略化できるサービスとして、利用者の利便性向上につながるものである。こうしたサービスの構築に、フロント業務、バックオフィスと社内組織を横断したロジスティクス的な取り組みが必要不可欠となってくる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:47| 知識