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2004年07月08日

【知識】ユニカフェ、エブリデイワインと世界初のワインセーバーWHYNOT(ワイノット、国際特許申請中)の総発売元契約締結

ユニカフェは、エブリデイワインとの間で、エブリディワインが開発したワインを酸化させない世界初のワインセーバー“ WHYNOT(ワイノット、国際特許申請中)” の総発売元契約を締結した。
ワインは抜栓した瞬間から酸化、すなわち品質劣化が始まり、この酸化問題は、開けたてのワインを求める顧客ニーズと、飲食店側のグラスワイン販売ニーズとの障害になっていた。
エブリデイワインが開発したWHYNOTは、抜栓から保存までワインを酸化させない、事実上世界初のワインセーバーである。特許技術を施したコルクチェンジャーにて、酸素を排除した窒素雰囲気内でコルクを抜き専用プラグに付け替え、シュータにて窒素を充填しながらワインを抽出する。一貫してボトル内には酸素が入らない仕組みになっているため、ワインは最後の一滴まで酸化しない。
2003年3月より、業務用販売を開始しているWHYNOTは、すでにホテル内などの業務用で24本対応のものが使用されているが、より顧客ニーズに対応すべく6本対応卓上型のものとカスタマーユーズサイズの3タイプのラインナップを用意し様々なシーンに合わせた販売を行っていく。
また、ユニカフェは国際特許申請中のオンリーワン製品としてその将来性を評価し、同社がその一部を出資しソフトバンクインベストメントが運営する「SBI・リアル・インキュベーション・ファンド1号投資事業有限責任組合」による出資についても、今後十分に検討していくという。
現在、両社は販売体制の構築に尽力しており、今後、全国に約20社程度の販売店を組織化し、ホテルや飲食店に拡販していくと共に、WHYNOTに応用された技術をベースとして、ワインと同様に酸化防止することで美味しさが際立つレギュラーコーヒーポットの開発、及びワインセーバーの日本酒バージョン等、共同開発より事業の拡大を図り、海外への展開も視野に入れていくという。
供給者サイドは今までよりも開けたてのワインを用意し易くなり、消費者にとってもオーダー単位を細かく指定できるようにもなり、在庫の管理面と売上面に良い影響をもたらすロジスティクス的商品といえる。酸化により品質劣化が伴う商品についての店頭供給方法にも大きな変化が出てきそうだ。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:42| 知識