<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2004年07月14日

【知識】阪南大学、インターネットから通学定期券が購入できる「通学証明電子化システム」を導入

阪南大学は、近畿日本鉄道との提携により、通学定期券購入に必要な通学証明を電子化して窓口を介さずに通学定期券を受け取ることができる「通学証明電子化システム」を、2005年度4月より、全国で初めて導入することを決定した。
近年、近鉄電車を含めた鉄道各社の通勤定期においては、インターネットでの予約システム導入や定期券自動発売機の設置により利便性が向上してきた傾向にある。
しかし、通学定期については、年度内に初めて購入する場合に限って、通学区間の証明が必要で窓口発売のみとなっていた。そのため、本学の通学沿線となる近鉄各駅でも、入学シーズンの4月初旬は、学生が長時間窓口に並び慢性的な窓口の混雑を招いていた。
「通学証明電子化システム」の導入により、学生は、学校や自宅のパソコン、携帯電話のインターネットを通じて近鉄のホームページにアクセスし、必要事項を入力するだけで簡単に通学区間の承認を申請することができるようになる。大学側の担当者は、専用のID・パスワードを用いて近鉄のデータベースにアクセスし、申請されている通学区間を承認、学生は承認番号をメールで受け取ることができる。この承認番号と学籍番号を近鉄主要駅に設置されている定期券自動券売機に入力すると、定期券購入用紙の記入や窓口に並ぶ手間を省いて、スムーズに通学定期券の購入ができる。
学割における定期券購入の手続きの簡略化を可能にするこのシステムは、定期券購入以外の長距離乗車券などの購入にも応用が可能と考えられ、特に複数の学部を持つ大規模な大学などでは大学側と学生側の事務手続の簡略化が期待される。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:35| 知識