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2004年09月08日

【知識】アサヒ、低アルコール飲料「アサヒ フローズンカクテル」の販売エリアを千葉・埼玉にも拡大

アサヒビールは、ロッテ、セブン-イレブンと共に、新感覚の低アルコール『アサヒ フローズンカクテル』2品種(フローズンストロベリーダイキリ、フローズンスクリュードライバー)を共同開発し、8月3日(火)から東京都23区内のセブン-イレブン酒類扱い店舗約600店限定で先行販売を開始し、8月10日(火)からは、神奈川県のセブンイ-レブン酒類扱い店も加えた約1300店で販売してたが、先行発売地区で、消費者から予想を上回るほどの好評を得たため、9月7日(火)より販売エリアを拡大し、首都圏地区(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)のセブン-イレブン酒類扱い店舗約3000店での販売を開始する。
果実本来のおいしさが楽しめるフローズンカクテルは、オーセンティックバーやダイニングバーで人気が高まっており、店ごとのオリジナルのメニューも多く、独自レシピが次々と開発されている。
このような市場背景から、今まで本格的なバーなどでいるしか飲めなかった特別なフローズンカクテルを、自宅で手軽に楽しめないかという新しい発想から、『アサヒ フローズンカクテル』を開発した。
『アサヒ フローズンカクテル』は、アサヒビールの総合酒類事業で培ったカクテルレシピの開発力や酒類に関する消費者データと、ロッテのアイスクリームと飲料の中間的な位置付けで発売し、人気を博している「クーリッシュ」で培った製造技術(微細氷配合技術、糖類配合技術、パッケージング技術)、セブン-イレブンの全国の店舗に来店する1日1000万人のPOSデータに基づいた販売情報や様々なオリジナル商品の開発で培ったノウハウなど3社のノウハウを活かして開発した商品。フローズンならではの果実本来のおいしさが楽しめる“大人のデザートフローズンカクテル”として、カクテル市場において全く新しい提案をしていく。
発売フレーバーは、人気の高い店のメニューを参考として、消費者調査を実施し、人気ランキングで上位となった“フローズンストロベリーダイキリ”と“フローズンスクリュードライバー”の2品種。
商品の配送はセブンイレブンの既存のフローズン物流網を使用し、製造から店頭、販売にいたるまで全物流過程を冷凍温度帯(−25度前後)で流通する。この商品がヒットした要因として、セブン-イレブンの持つPOSデータとオリジナル製品開発ノウハウにより、消費者の潜在ニーズをうまく探り当て、消費者に受け入れやすい形で商品化することができたことと、アサヒビールとロッテが持つ独自の製品開発力のコラボレーションにより、今までにない酒類として消費者に受け入れられる商品クオリティを実現したことが大きいと思われる。マーケティング、製造、物流、販売という異なる機能をそれぞれ異なる企業が、消費者のニーズに合った商品流通を構築することは、製造ロット、在庫戦略、広告・マーケティング戦略などでロジスティクス的な視野に立った連携が必要と考えられ、今回の拡販に至った背景にはこのロジスティクスが機能していたものと言える。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:42| 知識