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2004年09月14日

【知識】サントリー、食品や酒類の商品開発機能を集約した「商品開発センター」を竣工

サントリーは、食品や酒類の商品開発機能を集約した「商品開発センター」(神奈川県川崎市中原区)を設立し、9月7日(火)に竣工した。
このセンターは、"コミュニケーション&コラボレーション"をコンセプトに、社内外の連携を図りながら様々な技術を結集し、食品や酒類の商品開発機能を集約することを目的に設立した。
サントリーの研究開発(R&D)は、"高付加価値商品の創造"を目指してさらにR&D部門を強化していくために、今回、商品開発部門を首都圏のマーケットに近い川崎市に「商品開発センター」として設立、一方で基礎研究と技術開発の部門については、現在の研究センター(大阪府三島郡)ならびに技術開発センター(大阪府三島郡)で引き続き行う。
「商品開発センター」は、多くの消費者を占める大消費地であり、また、マーケティング機能を持った各事業部が集中する同社の東京支社(東京都港区)のある首都圏に竣工することで、以下の効果を狙う。
1)消費者や市場の声に敏感に反応し、商品開発に反映させることが出来る。
2)マーケティング部門をはじめ社内関係部署と商品開発部門との連携を、より強化するとともに、開発のスピードアップを可能にする。
3)酒類、食品、健康食品等のシナジーを発揮し、サントリーならではのオリジナリティに溢れる商品開発の創造を図る。
今回、研究開発部門の機能集約だけでなく、マーケットに近い首都圏に設立することは、顧客ニーズの反映やマーケティング機能とのコラボレーションをより強化することを目的としている。そこには組織の壁を越えた人的なコミュニケーションを図るために必要な立地的条件の整備、そして取扱部門を越えた研究開発機能の集約により、より無駄のない研究開発が行われると考えられる。今後は製造、販売などの組織を越えたロジスティクスから、マーケティング、研究開発部門を含めた目標達成活動へ向けた全体最適へ、企業活動を一体化する動きが益々活発となりそうだ。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:37| 知識