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2004年10月12日

【知識】アサヒビール、アサヒ協和酒類製造・土浦工場の生産機能を移管

アサヒビールは、製造子会社・アサヒ協和酒類製造の土浦工場の生産機能をアサヒビールグループのその他の生産拠点へ機能移管する。2005年9月から順次機能移管を開始し、2006年には協和発酵工業との土地・建物に関する賃借契約を終了する予定。
アサヒ協和酒類製造の土浦工場は、アサヒビールが販売する甲類焼酎の大五郎などの大型容器商品やアサヒカクテルパートナーなどの低アルコール飲料の製造を主に行ってきた。
アサヒビールは、本年から3ヵ年の第2次グループ中期経営計画において、グループの事業拡大に伴い、市場品質の一層の向上を目指したグループ単位での生産設備の増強、サプライチェーンマネジメントの強化・最適化を推進していく。
今回の機能移管もその一環で実施するものであり、土地・建物を賃借している土浦工場の生産機能をグループ内の他工場へ移管することで、グループ全体の生産性の向上やSCM体制強化を目指す。土浦工場の甲類焼酎や低アルコール飲料などの生産機能については、ニッカウヰスキーの柏工場などへ移管する。
事業拡大という大きな目標へ向けたSCMの強化、最適化活動の中で、これまで生産してきた拠点での機能を移管するという決断は、生産機能に応じた在庫量の確保、受注情報と生産情報の連携など、ロジスティクスとして機能する体系作りが必要不可欠となってくる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:31| 知識