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2004年10月29日

【知識】ベネフィット・ワン、非正社員向け短期間の休業を補償する「ワークライフ」を受付開始

総合人材サービスを展開するパソナグループで、企業の福利厚生業務のアウトソーシングサービスを行うベネフィット・ワン(以下B−One)は、非正社員が加入しやすいよう短期間の休業を補償する「ワークライフ」の受付を10月下旬から開始し、パソナグループ派遣社員及びB−One会員企業の従業員を対象に販売する。
経済環境の変化や労働者の就労意識の変化によって、非正社員の数は年々増加しており、現在では約1500万人、全雇用者数の31%を占めるに至った。こうした非正社員は、数ヶ月から1年程度の雇用契約を継続的に行い、且つ時間給での就労者が多いのが特徴。
しかし、年々非正社員は増加しているにも関わらず、こうした非正社員を対象にした福利厚生制度や保険サービスは少なく、特に病気やケガによる数日間の短期休業をサポートする商品はほとんど存在していないのが現状。
そこでB−Oneでは、短期雇用契約が多い非正社員のニーズに応え、数日間の休業でも補償する「ワークライフ」を独自に開発し、パソナグループの派遣社員やB−One会員企業の従業員に対して受付及び販売を行っていく。
「ワークライフ」の特徴は、補償期間を最長で3ヶ月にすることで、非正社員の雇用形態に即した補償期間に設定し、非正社員が気軽に加入できるよう配慮。また、時間給で働くことが多い非正社員の場合、数日間の休業であっても毎月の収入への影響が大きいことから、入院やケガによる長期間の休業よりも、病気などによる数日間の休業リスクを懸念する声が強いため、5日以上休業を余儀なくされた場合、1日目までさかのぼって保険金を支給する。
今後もB−Oneでは、パソナグループ派遣社員や、会員企業の従業員を中心に、多様化する福利厚生ニーズに対応した新しい独自のサービスメニューを開発し、提供していく。
このサービスにより、パソナグループとして、福利厚生や保険サービスの確立は新たなコスト発生要因とも考えられる反面、派遣社員及び会員企業の非正社員のビジネスパフォーマンスがより向上し、派遣先企業や会員企業に対する顧客満足度が向上するなどの効果を含め、ロジスティクス的視点に立ったサービス展開として注目される。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:13| 知識