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2004年11月04日

【知識】モリタ、消防車と救急車の機能を加えた「消救車」を千葉県松戸市に納入

消防車製造・販売を手がけるモリタでは、千葉県松戸市に消防車に普通救急車の機能を加えた世界初の「消救車」を納入する。
近年、高齢化社会の進展や世帯人数の減少に伴い救急出動は増加の傾向にある。そのため出動する救急車が不足し、救急隊員が待機中の消防車に乗車して現場に駆けつけるケースが増えているという。また、松戸市においても、救急車の出動回数の増加により、救急隊の到着までの空白時間を、直近の消防隊により救急活動がなされてきた。同社では、消防・救助活動に従事する消防士からの要望に対応したコンセプトカー「消救車(FFA−001)」を2002年7月に開発、第1号車を松戸市へ納入する。
納入する第1号車は、コンセプトカー「消救車(FFA−001)」をベースに消防庁からの指導及び松戸市消防局の要望を取り入れ、救命活動スペースの拡大、レイアウト変更やクーラー及びヒーターの設置など改良を行っている。
同車両は、2005年1月に納車予定。日本で初めての「消救車」が配備されることになり、火災や救急現場への出動が行われていくことになる。
消防・救急活動の現状に合う画期的商品として注目される。この車両が有効に活用されるために、消防・救急両方の体制や指示・連絡系統整備の他、関連法令の法的な対応や、部門を越えた情報・体制整備における最適化活動が行われたと考えられる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:46| 知識