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2004年11月19日

【知識】フュージョン、一台の携帯電話で公私を使い分けできるサービスを開始

フュージョン・コミュニケーションズ株式会社(以下 フュージョン)は、一台の携帯電話で公私の通話を使い分け可能な新サービス『モバイルチョイス』を、本年12月1日から提供する。
『モバイルチョイス』は、個人が所有する携帯電話から、業務使用の通話分を会社負担として使用することができる、第三者課金サービス。
営業担当者などが業務中に使用する携帯電話の費用について、会社側が負担する方法としては、(1)会社名義の携帯電話を社員に貸与 (2)社員個人の携帯電話で、業務使用した通話料を精算 (3)業務使用の可能性のある社員に対して、毎月一定額を支給する  などの方法があるが、いずれも負担コストや管理コストの面から企業側、社員側の双方にデメリットも生じていた。
『モバイルチョイス』では、業務使用の通話の際に、相手先番号の前に「0037−66」をダイヤルすれば、その通話料が会社に請求されるため、(1)会社名義の携帯電話を社員に貸与している場合は、携帯電話の基本料金が不要となる。 (2)社員個人の携帯電話使用に対して通話料金負担をしている場合には、煩雑な精算業務が不必要となる。
今や営業面でも欠かせない存在となっている携帯電話の使用コストについては、会社側の負担、個人の負担、それぞれ暗黙の領域となっているケースもある。また、会社側が貸与する場合でもハードを複数所有することでの使い分けなど、利用者にとっても煩雑となることもあった。今回のように、モバイル端末を一つにし、利用状況に応じて請求先を選択する方法は、コスト管理面や利用者の利便性を考えると、便利なサービスと言える。個人の営業活動に対して必要な通信コストが把握できることから、営業コストの明確化にもつながるほか、生産性の向上にもつながるソフト的サービスと言える。今後は通勤定期もIC化によりプライベート使用と業務使用の分別も可能となってくるのかもしれない。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:59| 知識