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2004年12月07日

【知識】日立、グループ統一企業内コミュニケーションインフラの運用開始

日立製作所は、日立グループの従業員20万人が利用できる統一コラボレーション環境を構築した。
この統一コラボレーション環境は、今年10月から本社、情報・通信部門を中心に約5万人のユーザーが利用していた。今回、全グループ35万人のうち、約20万人のユーザー情報を管理するディレクトリ基盤、ユーザー認証情報基盤を整備することで、従来の組織階層や部門の枠を越えて、電子会議室や業務ファイル共有機能を利用した迅速な意志決定やノウハウ共有を目指す。
これまで、メールやスケジューラ機能を提供するグループウェアを活用しているが、今回運用を開始した統一コラボレーション環境は、グループ内の組織横断的な案件に対するスピーディな意思決定を支援する電子会議室機能や、職場の自席以外の在宅、顧客先、出張先などでも柔軟に業務遂行を支援するファイル共用機能などのオフィス業務を実現する。これにより、組織横断型の専門家チームを勤務場所にとらわれず柔軟に編成できるほか、課題解決型の電子会議室によって組織の枠を越えたノウハウの交流が可能になる。さらに、外出先からでも必要な共有ファイルをセキュアに利用できる。これらの機能を活用することで、より円滑かつ迅速な業務コミュニケーションを実現していく。
運用面でも、この統一コラボレーション環境の導入により、各サービスを提供するマシンの統合と運用部署の集中化を実現しており、運用コストの削減に寄与しているという。
今後は日立グループのディレクトリ基盤・認証基盤の整備とあわせ、IP電話やTV会議といったリアルタイム性の高いコラボレーション機能との連携を強化する予定で全従業員のワークスタイルを改革してゆく方針。
なお、今回の統一コラボレーション環境は、Webアプリケーションサーバを中心としたEビジネスプラットフォーム「Cosminexus」によりを支えられているが、この「Cosminexus」に電子会議室、ファイル共有その他の機能を盛り込んだ新製品「Groupmax Collaboration Suite Version 7.1」を2004年12月6日から販売開始した。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:31| 知識