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2004年12月08日

【知識】森永乳業、インドネシアで育児用粉乳製造の合弁会社を設立

森永乳業は、カルベファルマ社※1と合弁会社を設立することで交渉を進めている。
カルベファルマ社は、現在森永がインドネシアで育児用粉乳の製造技術とブランドを供与しているサンギャンペルカサ社※2の親会社。
森永は、1979年に、インドネシア向けに育児用粉乳の輸出を始めたが、インドネシア政府により外国製品の輸入禁止措置がとられたため、1986年にカルベファルマ社グループに製造技術とブランドを供与する方式に切り替えて育児用粉乳事業を継続し、順調に推移してきた。
現在、製造をサンギャンペルカサ社が第三者に委託しているが、育児用粉乳の市場規模は今後ますます拡大すると期待できることから、このたび、カルベファルマ社が工場建設を決断し、森永へ合弁事業の設立を要請してきたため、森永はこれに同意した。
製造技術とブランド供与体制に加え、これまで外部に委託してきた製造を、自ら行うことで、製造や生産性管理などノウハウの内製化につながる。市場拡大が期待される分野でもあることから、東アジアを対象市場とした育児用粉乳ブランドとして、製造から販売までのロジスティクス体制が構築されてくると考えられる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:29| 知識