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2005年01月18日

【知識】ディー・エム・シー、「営業革命ツールSPR」に個人情報保護法に対応した新機能を標準装備

情報サービス会社のディー・エム・シーは昨年夏から、ASP方式による営業開拓および顧客管理システム「営業革命ツールSPR」を販売してきたが、今回個人情報保護法に対応する画期的な機能を開発し、SPRに標準装備した。 営業支援ツール(SFA)に位置づけられる「営業革命ツールSPR」は、約800万件の法人電話帳DBを組み込んでいるのが大きな特徴。業種と地域を絞り込んでリストを抽出し、新規の営業開拓が可能となる。既存の顧客リストもCVS形式のファイルに転換することでDB化できるため、顧客管理システム(CRM)の構築も可能になる。
今回SPRに標準装備した機能は、電話帳DBを活用したもので、営業プロセスの「営業対象外リスト」に顧客情報を格納すると、当該顧客のデータを再度、電話帳DBからダウンロードしたり、名刺から新たに入力することができなくなる。
個人情報保護法が4月から完全施行されると電話営業の重複(同じターゲットに対する2度以上のアプローチ等)は法的に禁止される。SPRはインターネット経由で提供しているため、複数の事業所で利用すれば、どこか1事業所の利用者が「営業対象外リスト」に入れれば、全社的に電話営業の重複をしないで済む。SPRではこの機能を応用し、電話番号を入力するだけで電話帳DBから郵便番号、住所、会社名(フリガナつき)を瞬時に表示する機能もあり、主に名刺交換した顧客情報の入力に役立つ。
多くの企業内において、自社独自のDBを利用した新規営業について、同じ企業への重複APや営業マン同士のバッティングなどによる非効率な営業活動が発生することがある。これらを未然に防ぐため組織、営業担当者が、重複活動を防止でき、企業としての営業活動を効率化できる。また必要の際に顧客企業のDB検索も簡単なため、企業の組織的な新規営業戦略を助けるロジスティクス的な営業戦略ツールとなりうると思われる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:48| 知識