2005年02月01日
【知識】東芝テック、家電事業国内生産を中国深センに移管
同社は、平成１７年１月２８日開催の取締役会において、家電事業の国内生産を海外（中国深セン）に移管することを決議した。
同グループの家電事業は、国内（同社秦野工場:神奈川県秦野市）においてモーター及びクリーナー高級機等を生産し、中国においてクリーナー中・低級機等を生産する体制にて運営してきたが、今回、家電事業のコスト構造を抜本的に改革し、秦野工場で行っているモーター及びクリーナー高級機の量産品生産を、東芝テック家電深セン社（中国深セン）に移管することとした。これにより、家電事業は、秦野工場を開発・試作品生産等の「マザー工場」として、東芝テック家電深セン社を量産品生産等の「ハブ工場」として、今後の事業展開を進める。
また、同社は、秦野工場を物流拠点等としても有効利用することとし、現行の経営資源を最大限活用する計画である。
国内と海外に分散していた量産拠点をコストメリットのある地域に統合することにより、生産コスト削減につなげられる他、国内の既存拠点を商品開発等、企業の新規戦略部門としての新たに機能化させる等、拠点単位での目的を明確にするなど、グローバルな組織再編は、事業拡大に向けたロジスティクス的な視点が活かされているといえる。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 11:31| 知識
