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2005年02月16日

【知識】日本ユニシスとハートウェル等、福祉用具のレンタル流通でICタグを実用化

ハートウェル、センコー、日本ユニシスの3社は、福祉用具のレンタル流通において、ICタグ技術を活用した運営・管理システム「One's Heart」を共同開発し、2005年3月28日より、ハートウェルでの実用化を開始する。
このシステムは、福祉用具のレンタルビジネスで循環する商材一品一品にICタグやバーコードを貼付することにより、利用者からメンテナンスセンターに至る流通全体にわたり、リアルタイムに履歴情報を管理することができる。また、利用者やケアマネージャ(介護支援専門員)が要求する多種にわたる福祉用具を効率良く流通させ、高品質の商品を安定して提供する。
システムの特徴としては、循環する商材の製品年齢、メンテナンス履歴、流通履歴を個品レベルで管理し、廃棄基準の遵守を実現。また、商品の年齢(レンタル年齢、レンタル回数)やメンテナンス内容を把握した上で、新商品開発を実施し、顧客満足度向上を実現する。さらに在庫ステータス(レンタル中、消毒中、消毒済み等)に応じてリアルタイムに在庫が把握でき、消毒前(レンタルアップ)在庫や消毒・メンテナンス中在庫も含め、資産管理と、受注・出荷の観点から在庫を把握、不要な新規商材の投入を抑制し在庫圧縮を実現する等、様々なメリットがあるとしている。
医療器具など、精密機器のレンタルサービスを行うにあたり、デイリーな商品管理や消耗度、メンテナンス管理を厳正に行うことにより、ランニングコスト削減、トラブル防止などによる顧客満足の向上につながる。 ICタグ導入による運営・管理システムの構築には、導入によるメリット、目的を明確にしたロジスティクス的な視点が重要となる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:20| 知識