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2005年03月04日

【知識】フェイス、吉本興業グループと提携し「吉本系コンテンツ」の配給会社を設立

フェイスは、吉本興業グループのサービスプロバイダ、ファンダンゴなどとの共同出資により、『くず』、『ゴリエ』、『ダウンタウンのごっつええ感じ』などのCD、DVDを配給する新会社を設立することに合意した。
今回の新会社設立にあたっては、フェイス、ファンダンゴ、米国の有力企業ならびに国内の金融機関などの出資により米国にBell Rock Media, Inc.を新設し、その日本法人として、株式会社ベル・ロック・メディア(以下BRM)を設立する計画である。
BRMは、吉本興業グループのレーベル、アール・アンド・シー(以下R and C)が企画制作する、『Fayray』、『玉木宏』などの音楽CD、DVDや、『品川庄司のコントドライブ』、『吉本新喜劇ギャグ100連発』などのお笑いDVDを、2005年4月より、ほぼ独占的に配給していく予定。R and C の2004年度における配給総額は60億円規模になる計画。同時にBRMは、R and C のコンテンツに限らず、国内のほかの有力コンテンツや米国ハリウッドのコンテンツの配給など、グローバルに事業を推進していく計画。また、フェイスは、BRMとの共同出資によりSPCを設立し、国内有力金融機関などとともに、当初100億円規模の『メディア・コンテンツ・ファンド』を組成する予定。
「お笑い」分野で著名なタレントを送り出す吉本興業が、自社専用の配給会社を作ることにより、コンテンツメディア流通の拡充が一層図ることが可能と考えられる。自社の所有するタレントを育成、活用したコンテンツ制作と、パッケージング化、著作権管理等、従来のビジネスモデルからの転換を図る上で、企業としてのロジスティクス的視点が備わった取組と言える。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:48| 知識