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2005年04月12日

【知識】夢の街創造委員会、「出前館」で「カレーハウスCoCo壱番屋」が宅配注文受付を開始

ネット宅配デリバリー専門ポータルサイト「出前館」は、4月1日より“カレーハウスCoCo壱番屋”の全国500店舗以上の宅配注文の受付を開始した。
壱番屋では、昨年より一部の店舗で「出前館」によるインターネット注文受付のテスト導入を行ってきた。現場での対応性や、費用対効果等を分析し、特に新規顧客の獲得に有効であるという判断で、全国の宅配実施店全店の本格スタートとなった。
全国で4000店舗を越えるの加盟店の中から、希望の場所に配達可能な複数店舗を比較検討できるという消費者重視の「出前館」は、すでに主要ピザチェーンが出店するなど、出前を即時で注文するポータルとして集客力が高まっている。また、辛さやトッピングなど、電話では聞き取りにくい多数のオプションについて、店舗側のオペレーションの付加を最小限にして、正確に注文受注ができる、という点が本格出店のポイントとなった。また、壱番屋ではWEBと自動注文送信システムを連動させた「出前館」のバックヤードシステムを活用し、自社HPによる顧客の囲い込み等も行っていく予定である。
壱番屋は、国内・海外合わせて、1000店舗以上の”カレーハウスCoCo壱番屋”を展開している「カレー」専門ショップとしてはトップシェアを誇り、チェーン全体で、一日20万食以上のカレーを提供している。現在約6割の店舗で、デリバリーサービスを実施している。ライスの量の増減はもとより、辛さも甘口から10種類以上の辛口調整や、40種類以上のトッピングを選択することができるラインナップは、デリバリーにおいて特に好評でニーズが高まっていた。
「出前館」では、利用者は届けてほしい郵便番号または住所を入れると、その住所圏内でサービス可能な店とメニュー、おおよその待ち時間をブラウザ上で瞬時に見ることができるようになっている。通常、クリックして最短30分程度から商品が到着し決済までが完了するため、非常にスピーディーなeコマースであることが特徴。また、ネット注文のみの特典を用意する事で、通常の電話注文よりメリットが高くなるよう図っている。
WEBからの注文窓口設置にあたり、全店舗を通したシステムの導入や、店舗毎の待ち時間の閲覧など、注文から配達までの一連の流れの中での各セクションの業務フロー確立などが必要となり、組織を横断したロジスティクス的な取組みによって、可能となったビジネスである。

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投稿者:gotsuat 14:07| 知識