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2005年05月20日

【知識】ヤマト運輸、モバイル時代に対応した次世代システムを導入

ヤマト運輸は、平成17年6月までに、現在の情報システムを刷新する。これまで全国ネットワークのオンライン化・サービスレベルの管理・荷物お問い合せシステムの提供・運行情報管理を行ってきた。
今回、より便利で快適なサービスを提供するため新システムの「次世代システム」を6月末までに全国の宅急便センターに導入する。
新システムでは全てのセールスドライバーが「PP(ポータブルポス)・プリンタ・携帯電話・ピンパッド(決済用端末)」の4つを携行する。それぞれの端末をブルートゥース(Bluetooth)で結ぶ。
また、全国の宅急便センターに設置するワークステーションでは、メニューをWeb化し、パソコン内にデータを保存しないことで情報漏洩等のセキュリティ事故を防止する。さらにPPで読み取ったデータは、携帯電話の無線経由でほぼリアルタイム(15分ごと)にWebに反映することで「荷物お問い合せシステム」の情報が今まで以上に正確となる。
決済サービスについては、ピンパッド(決済用端末)により、軒先での「クレジットカード決済」「デビットカード決済」を可能とする。不在時の対応でも、不在連絡票に2次元コード(QRコード)を印字したシールを貼りつけ、利用者の携帯電話で読み取ることで、再配達受付ページにつながる。
新たな決済サービスへの対応と、モバイル時代に対応したサービスレベルの向上、情報セキュリティ面での対応を含めた全社的なシステム刷新にあたり、市場の変化に対応したサービス体制の強化、セールスドライバーへの教育等、全社的な取組としての共通認識による社内的なロジスティクスが機能する必要があると考えられる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:49| 知識