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2005年05月23日

【環境】三菱自動車、次世代電気自動車開発へ

三菱自動車は、次世代型電気自動車の開発を推進すると発表した。駆動系をコンパクトに納めることができる「インホイールモーター」(モーターを車輛のホイール部に内臓)とエネルギー密度で有利なリチウム電池をコア技術として、この構想に関連する技術や車輛などの総称を「MIVE」(ミーブ)と名付けて、ハイブリッド車や燃料電池車へ適用することも視野に入れ技術開発を進めていく。

インホイールモーターは、トランスミッションやドライブシャフトなどの複雑なメカニズムを介さずに、各駆動輪の駆動力・制動力をきめ細かく独立制御することが可能となるため、同社が『ランサーエボリューション』や『パジェロ』などで追求しているオールホイールコントロール技術の進展に大きく貢献できる可能性がある。また、駆動部分がホイール内に収まることで、車両レイアウトの自由度が飛躍的に高まるため、ハイブリッド車や燃料電池車へ展開する際にも、大きな容積を必要とするバッテリー、燃料電池や水素タンクの搭載スペースを確保しやすくなる。 

一方、同社が実用化に向けて長年取り組んでいるリチウムイオン電池は、他の二次電池と比較して、エネルギー密度や寿命といった性能面で有利であり、ハイブリッド車や燃料電池車を含む電気自動車の走行性能や航続距離の向上、軽量化に大きく貢献する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:50| 企業の取り組み 【機関別】