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2005年05月24日

【知識】幻冬舎、サイバーエージェント子会社「アメーバブックス」発行書籍の発売開始

幻冬舎は、サイバーエージェントの100%子会社であるアメーバブックスとの間で、アメーバブックスが発行する書籍の発売元を幻冬舎とすることについて合意し、平成17年5月下旬より幻冬舎が全国書店に向けて発売を開始することとなった。
アメーバブックスはサイバーエージェントグループのノウハウを背景としたインターネットコンテンツの書籍化に強みを持つ出版社で、サイバーエージェントのブログをはじめとした優良コンテンツと、幻冬舎の蓄積した販売戦略の融合を図ることにより、両社の出版ビジネスにおける相乗効果を発揮していく。また、幻冬舎はアメーバブックス発行書籍の流通を手懸けることにより、文庫化をはじめとする取扱コンテンツのバリエーション拡大につなげていく。
平成17年5月下旬に発売する『史上最短で、東証二部に上場する方法。』など新刊3作品を皮切りに、藤田晋氏の自伝『渋谷ではたらく社長の告白』や連続テレビドラマ化が決定している『実録鬼嫁日記』などのベストセラー作品を含む既刊の7作品も順次、ISBNコードや奥付、表紙を変更し、幻冬舎が発売していく。
この協力関係により刊行効率が高まる販売方法確立を目指した、著作サイドと販売サイド双方におけるロジスティクス活動といえる。互いのノウハウと資産を最大限に生かせる協力体制を整えるための必要情報の共有が必要となり、今後はヒューマンベースでの情報交換も必要とされてきそうだ。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:43| 知識