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2005年05月31日

【知識】シャープ、6月から人材育成の「女性社員の戦力化プログラム」を開始

シャープは、「女性社員の戦力化プログラム」を6月より本格スタートし、2007年度までに女性管理職数を現在の21名から約3倍の60名に高めるなど、能力・意欲のある女性社員の確実な戦力化を図る人材育成策を進める。
同社は1999年の男女雇用機会均等法の改正以来、「女性管理職の登用」や「勤務制度の改定」などに取り組んできたが、これらをさらに強化するため、昨年10月に人事本部に女性活躍推進の専任部門である「ポジティブ・アクション推進プロジェクトチーム」を新設し、実効あるアクションプランの策定を行ってきた。今回、オンリーワン戦略を支える人材育成・成長支援の一環として「女性社員の戦力化プログラム」を本格スタートすることになった。
具体的には、女性社員が能力や適性をさらに活かせるような新たな職域を拡大し、女性準管理職を中心に能力開発プログラムを推進し、確実な戦力化、積極的登用を行い、その中から能力・意欲ある女性社員を選抜し、次期管理職候補者として育成する。また一般女性社員(準管理職以外)の能力向上をめざし、小集団活動のリーダーに積極的に登用するといった施策をすすめ、今後さらに拡大が見込まれる女性市場に向けたオンリーワン商品の開発・サービスの提案や、CS(カスタマー・サティスファクション)向上などをめざす。
また、管理職に対しては、自身の業績評価項目に女性部下育成プランの考案を義務付けるなどの意識啓発活動を行う。なお、このプログラム推進のバックアップ策として、仕事と出産・育児の両立支援制度の充実も図る。
多様化してきている女性の生活事情を背景に、女性の視点を活かした商品・サービスの開発なども今後市場価値を高めてくることも考えられる。このプログラムのスタートにあたり、目的達成へ向け、勤務制度などの改定も必要だったことから、企業内のロジスティクス活動が活かされたと考えられる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:37| 知識