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2005年07月27日

【知識】セラーテムテクノロジー、資生堂、PFUと共同で「新バーチャル書庫システム」完成

セラーテムテクノロジーは、PFUと共に、資生堂が推進する環境対応を目的としたバーチャル書庫システムの開発に参画し、PFU保有の「楽2ライブラリ(らくらくらいぶらり)」に高圧縮技術DjVu(デジャヴ)を融合させたファイリングシステムの開発に成功した。バーチャル書庫「楽2ライブラリ(DjVu版)」とは、パソコン上に仮想キャビネットを作り、そこで仮想バインダーを用い、書類管理を行うことで、ペーパーレス化を実現し環境対応を図るもの。資生堂では、環境への配慮という点からペーパーレス化とネットワーク化による業務の効率性を考慮し、デジタルドキュメンテーション技術の活用による新しいシステムの検討を重ねてきた。しかしながら、化粧品事業という特性上、資料に写真や画像が多く、通信容量が大きくなり、グローバルレベルでの効率良いファイリングシステムの開発が課題であった。今回開発したシステムは、画像高圧縮技術を活用することにより、今までの問題を解決した画期的なシステムであり、資生堂では、2005年7月から社内へ導入し、併せて原材料購買先などの取引先にも案内すると共に、9月からは一般にも公開する予定。企業のナレッジに対する意識が高まりつつある現在、画像高圧縮技術を核としたデジタルソリューションのニーズは現在も多くの分野で必要とされている。 
同システムは、今後企業の情報管理、検索、共有化、さらにはセキュリティ面においてニーズが高まってくると考えられる。企業の情報共有化は、デジタル技術の活用によって格段に利便性が高まっており、ロジスティクス活動を推進するにあたって必要とされるシステム、「情報共有」という切り口により、企業に対してロジスティクスを実現するソリューションビジネスに発展する可能性もある。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:24| 知識