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2005年01月07日

【流通】海洋水産システム協会など「高品質漁獲物情報提供システム」を実証実験

――消費者と生産者双方向の情報インフラ――

海洋水産システム協会は、水産庁の助成を受け、消費者ニーズに対応した高品質な水産物の生産流通技術及び食品情報の開示システムを生産者・流通業界、水産総合研究センター、東京海洋大学の協力を得て開発している。この事業は、エヌ・ティ・ティ・ドコモ及びドコモ・センツウの協力のもと、「高品質漁獲物情報提供システム」の開発を通して取り組んでいる。
「高品質漁獲物情報提供システム」では、漁獲、水揚、出荷などの生産履歴がバーコードを利用し、携帯電話で確認できる仕組みを構築、消費者が生産者に対して意見・要望が伝達できる仕組み作りを目指す。店舗側から消費者の携帯電話に「鮮魚入荷予定」や「お薦めメニュー」などを配信するとともに、消費者から店舗へは料理のリクエストが可能なシステムを構築する。
従来のトレーサビリティでは、食品の流通段階における安全性を確認できる仕組みとして利用拡大が期待されるが、今回のシステムは消費者、供給者双方の要望を反映できる新たな仕組みとして、効率的な流通を構築するインフラ的存在への発展に期待される。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:49| 流通