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2005年01月25日

【流通】ヤマハ発動機、静岡県磐田市の事業所内に託児施設を開設

――都市郊外の事業所などにおいて需要高い企業内託児施設――

ヤマハ発動機は、今回、職業生活と家庭生活の両立を希望する社員が安心して働ける労働環境整備を目的として、事業所内託児施設を開設することを決定した。事業所内託児施設の名称は『ヤマハ発動機事業所内託児施設 わいわいランド』とし、2005年4月の開園を予定している。
同施設は、厚生労働省の外郭団体である財団法人21世紀職業財団による事業所内託児施設助成金を受けて設置するもので、4月から施行される次世代育成支援対策推進法の主旨に沿うもの。なお、実際の運営は同社の関係会社であるワイエスが、子育て支援事業に実績のあるピジョンハーツのノウハウ提供を受けて行う。
同施設は、本社近隣の磐田市明ヶ島873m2の敷地に210m2の平屋を擁した施設を借り受け、定員は30名(初年度15名)、ヤマハ発動機グループ社員の子女(小学校就学前の0歳〜6歳)を利用対象とする。なお、同施設は、子供が道路に飛び出すことがない「クローズド設計」や段差無しの「バリアフリー」を採用するなど、保育安全性を優先した設計が特徴。
同社のこの度の事業所内託児施設の設立は、社員への事前のアンケート調査の中で要望が多数あったものであり、保育世代の社員のニーズを反映したもの。
女性正社員の増加や共働き世帯の増加などの実情を考えると、子育てに極力不安を感じないワーキングスタイルは、企業運営側からもますます重要になってきている。今回のような事業所内型の託児施設は、都市郊外の事業所や工場などの業務環境において、送迎の必要性がないことや、より身近な所に子供をあずけられる安心感などから需要が高いことが伺える。サービス提供業者の企業努力により、施設設置や保育士の派遣等のサービス体制を整備し、従来の児童福祉施設等の民間サービスに加え、新たな福祉サービスとして社会的認知を得るサービスの誕生が期待される。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:12| 流通