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2005年02月25日

【流通】ボーダフォンとフェリカネットワークス、モバイルFeliCa導入で合意

――新しい決済方法の普及と店舗流通の変化――

ボーダフォンとフェリカネットワークスは、携帯電話と非接触ICカード技術方式「FeliCa」を融合したモバイルFeliCaの日本国内での導入と普及に関して合意した。
ボーダフォンは、2005年10月から、モバイルFeliCa ICチップを内蔵するボーダフォン携帯電話を日本国内で発売。モバイルFeliCa対応ボーダフォン携帯電話には、フェリカネットワークスが管理する共通領域が採用される。
今後ボーダフォンは、2006年度以降に日本国内で販売するボーダフォン携帯電話においてモバイルFeliCa ICチップの標準搭載を目指していく。また、 ボーダフォンは、サービスプロバイダーとの協力により、FeliCaカード等で既に利用されている交通系サービス、電子マネー及びポイントサービス等の各サービスを、ボーダフォン携帯電話で実現していく。更に通信機能との連携により電子マネー等のバリューのダウンロード、残高や利用履歴を携帯電話のディスプレイで確認可能とする等、ICカードだけでは実現できない携帯電話ならではの付加価値機能を提供していく。
フェリカネットワークスは、モバイルFeliCa ICチップの利用に際して、全ての事業者に共通で必要となるカード発行業務を、インターネット接続サービス「Vodafone live!(ボーダフォンライブ!)」経由で行うネットワークサービスとして提供していく。同時に、ICチップ内のデータ書き換えをいつでもどこでも実現する機能を提供する。
モバイル端末による即時決済として普及が進むFeliCaは、各キャリアの対応端末が出そろうことにより、新しい決済方法普及が加速すると考えられる。入金設備等のインフラ普及も含め、モバイル端末による決済時代に適した、より便利で期待値の高い小売店舗の変化が期待される。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:13| 流通