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2005年03月23日

【流通】味の素冷凍食品、タイでSPF技術による豚肉加工冷凍食品の生産開始

――グローバルな流通が生む価値観のグローバル化――

味の素冷凍食品は、タイにおいて、ベタグロ アグログループ パブリック(以下 ベタグロ社)と設立した、味の素ベタグロ・スペシャリティフーズで、SPF*1技術による豚肉加工冷凍食品の生産を3月中旬より開始する。
味の素とベタグロ社は、1995年に鶏肉加工冷凍食品生産の合弁会社タイ 味の素ベタグロ冷凍食品を設立し、日本向け鶏肉加工品輸出を順調に拡大しているが、新たに設立した味の素ベタグロ・スペシャリティフーズは、ベタグロ社のSPFの飼育技術を用いた養豚体制から供給される、ほどよい旨みと柔らかい肉質の安心な豚肉原料と、味の素の製品開発力・加工技術力・マーケティング力を併せ、日本での売上高約40億円(2009年度)を目標に、豚肉加工冷凍食品事業を新たに展開する。尚、同社は、2005年3月8日に農林水産省の畜肉輸出認定を受けている。
新会社では、原料から製品まで短時間で処理可能な一貫供給体制による先進の豚肉加工冷凍食品工場として、タイから日本へ豚肉加工冷凍製品を提供していく。 
安全な食品の供給システム構築にあたり、グローバルな流通が実現されつつある中、日本の消費者に受け入れられる品質を実現するにあたり、現地工場においても、同じ価値観の浸透も考えられる。こうしたグローバルな流通体制により、価値観や文化などの浸透も同時に起こり、現地による需要増も考えられる。

*1SPF:Specific − Pathogen − Free(特定病原菌不在)

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 12:30| 流通