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2005年04月21日

【流通】マクロミルとソネット・エムスリー、製薬マーケティングサービスで提携

――マーケティング力はWebの活用度――

マクロミルとソネット・エムスリーは、自動インターネットリサーチシステムと日本最大規模の医療従事者パネルを融合した、製薬分野における新しいマーケティングサービス「M3Mill (エムスリーミル)」の共同展開に関する業務提携を行うことに、4月20日合意した。
「M3Mill」は、ソネット・エムスリーの 20万人を超える医療従事者パネル(うち医師9万7千人)を対象に、マクロミルの調査システムを活用し、製薬業界に特化したマーケティング・リサーチを行うサービス。
ソネット・エムスリーは、日本最大規模の20万人を超える医療従事者パネルを最大の強みとして、医療ポータルサイト「m3.com」上で医師と製薬企業を結ぶ「MR君」など先進的な製薬マーケティングを展開している。一方、ネットリサーチ専門企業であるマクロミルは、独自の調査システムを強みとして、広告代理店やメーカなど幅広い企業から依頼される月間600本以上の消費者調査を実施している。
両社は、それぞれの強みを融合し、最新マーケティングサービス「M3Mill」を、製薬企業を中心に広く提供していく。
特定ユーザーを抱えるポータルサービスと、インターネットリサーチにおけるノウハウの融合で、特定業界に対する強力なマーケティングサービスが誕生する。今後、従来の紙媒体だけでなく、Webを活用したクローズドのアンケートなどが、リサーチの主流になりつつあることをうかがわせる。マーケティング活動は、こうしたユーザー層を特定でき、Webを通じたコミュニケーションの特性を知るリサーチ力が必要不可欠な時代となってきそうだ。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:21| 流通