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2005年06月10日

【流通】バイエル薬品、アスピリンをモチーフにしたTシャツをユニクロで発売

――企業・商品ブランド浸透を目的とした流通戦略――

バイエル薬品の解熱・鎮痛薬「アスピリン」をモチーフにしたTシャツが、全国のユニクロ約670店舗およびインターネット店で6月初旬から販売予定となっている。
この商品はファーストリテイリング(ユニクロ)が展開する「2005年 ユニクロTシャツプロジェクト、企業コラボレーション」から生まれた。ユニクロの「企業コラボレーション」は、有形無形の資産である企業ロゴ・ブランドロゴをモチーフに、企業とクリエイターとユニクロの創造力を結集して新しい価値を創出するプロジェクトで、バイエル薬品は今回参加する108企業の中で唯一の外資系製薬会社である。
「アスピリンTシャツ」は、第一線で活躍するクリエイター集団CEMENT PRODUCE DESIGNがデザインを担当。アスピリン誕生のルーツともいうべき、古代ギリシャで鎮痛薬として用いられていたヤナギをデザインに取り入れた。バイエル薬品はTシャツという斬新な表現媒体を通じて、企業イメージの新しい一面をアピールしていく。
一般消費者に対し、企業や商品ブランドを浸透させる広告活動にもつながる。従来、テレビやWeb、雑誌等での露出による広告活動が行われてきたが、一般消費者が身につけるTシャツへのロゴ登用により、購入者自身が広告としての役割を果たすことにもなる。広告戦略の一環として、衣料の活用は、大手飲料メーカー等でも行われてきたが、今回、クリエーターの参加で、Tシャツ自体のファッション性も高まることから、身につける人をお洒落に見せることにより、ロゴ掲載企業のイメージ向上につなげている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:47| 流通