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ＮＴＴドコモは、ＦＯＭＡ端末用電池・充電器の高性能化に向けた取組として非接点充電器をパナソニックモバイルコミュニケーションズと共同で試作した。
非接点充電器では、平面型の充電器の上にＦＯＭＡ端末を上に置くだけで充電ができるようになる。ＮＴＴドコモではこれまでもＦＯＭＡ端末の環境面への配慮やユーザーの利便性の観点から充電器などのオプション類の共通化を推進しており、既にＦＯＭＡでは９００シリーズ、７００シリーズで利用できるＡＣアダプタの共通化を実現しているが、端末用置き台の共通化に有利な非接点充電技術の導入に向けた技術開発にも取り組んでおり、今回の試作に至った。
ＮＴＴドコモでは、ユーザーのより長く便利に携帯電話を利用したいというニーズのために、携帯電話およびオプション類（充電器、電池パックなどの付属製品）の環境対策・共通化・安全性の確保を進めると共に、更なる移動体通信技術分野の開発・検討を進める。
機器メーカー毎に異なっていた充電器の共通化と、非接点充電器により、利便性を高めることで、顧客の囲い込み強化につながると考えられる。携帯電話の機能拡充が進む中、電源の確保が大きな課題となりつつある現在、充電インフラの整備が、携帯電話サービスの拡販にも大きな影響を及ぼしつつある。