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2005年10月14日

【流通】ラオックス、東京・秋葉原に「MUSIC VOX AKIHABARA」を開店

――音楽市場とデジタル機器市場の融合――

ラオックスは、秋葉原店舗網の再編成・強化計画の一環として、現在の「楽器館」を全面的に改装し、「MUSIC VOX AKIHABARA」(ミュージック・ボックス・アキハバラ)としてリニューアルオープンする。 
国内楽器市場は、1,079億円(年間卸売上ベース、05年3月期)で前年度比103%とされているが、今後の少子化による対象人口の減少等、楽観視できない状況と言える。
一方、団塊の世代が大量定年期に突入することで、趣味としての音楽演奏愛好家が急増し、音楽教室やレッスン場施設が増加すると予想される。同時に、楽譜を読めない音楽ファンがDTMを駆使してオリジナルCDを作成したいという要望が増加してきた。
また、マンション生活者などによる、サイレントギターなど「騒音対策楽器」への需要も拡大傾向にあるなど、こうしたマーケットの変化に対応するため、40年以上の楽器販売の歴史を誇る同社の楽器専門店「楽器館」を一新する。
取扱商品は、10,000アイテム超。そして、「MUSIC VOX AKIHABARA」の従業員は、大多数が自ら楽器を演奏する音楽好きで、初心者からプロフェッショナルまで、幅広い要望に対して的確なソリューションを提供できる専門店を目指す。
人口構成の変化や、パソコンを中心としたデジタルミュージック関連機器の普及など、音楽を自ら楽しむための周辺機器市場は大きく変化している。こうしたデジタル化の背景に対応し、音楽を聴くだけでなく、自ら曲を作りアレンジする楽しみを提案するものであり、必要なソフト、ハードの性質から秋葉原でのリニューアルオープンは、今後の音楽市場がデジタル機器市場との密接なつながりを持ち続けることを表している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:07| 流通