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2005年12月21日

【流通】イオンとやまや、共同出資の新会社設立

――仕入れの共同化と多業態流通へ――

やまやイオンは、1994年の業務・資本提携以来の緊密なパートナーシップの下、海外から酒類・食料品を積極的に輸入するための、共同出資による「輸入事業会社」を設立する。
昨今、海外から輸入される酒類の消費量は拡大傾向にある。また、酒類専門店などお酒を提供する小売側にも、グローバルなマーチャンダイジング競争や価格・サービス分野での競争が一層進展している。両社は、このような変化に積極的に対処するため、共同出資による「輸入事業会社」を新たに設立する。
新会社は、現在両社がそれぞれ個別に展開している酒類並びに食料品などの輸入及び海外商品開発業務を、戦略的に集約することで「海外ブランドの品揃え拡充」「自社商品の開発」「仕入原価・物流コストの引き下げ」などを実現していく。
また、これを機に、イオンがやまやの株式を相対で譲り受け、現在の出資比率を16%まで引き上げることで合意している。
消費者嗜好の多様化やネットワーク化、マーケティングにより、食生活は変化し続けている。消費者への商品流通経路は、複雑且つ多様化している中、GMSや酒販店といった異なる業態による商品流通のバックグラウンドとしての共同仕入れが進んでおり、今後、異なる業態間での同類商品共同仕入れが進んでくるとも考えられる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:20| 流通