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2005年12月26日

【流通】ラオックス、エスビーエスと業務提携

――物流プラットフォームとマーケティングサービス――

ラオックスと、エスビーエスは、業務提携を行う。
ラオックスは、首都圏を中心に直営50店舗、グループ合計では109店舗を展開している総合家電量販店であり、家電免税品の販売では全国トップクラスの売上を誇っている。 一方、エスビーエスは、M&Aにより事業拡大を図り、主にB to Bで各種サービスを提供する企業グループ。
今回、「地域に密着した家電生活のソリューションストア」を目指すラオックスと、「事業インフラプロバイダー」を目指すエスビーエスが業務提携することにより、一般消費者及び両社の顧客に対する付加価値の高い新サービスを提供できるスキームを創造し、両社の事業拡大を目指す。

業務提携の内容

(1)ラオックス物流オペレーションの効率アップ
  平成18年6月から、ラオックスの総合物流センターの運営及び店舗配送業務を、エスビーエスが、全面受託する。この受託に際し、センター運営及び店舗配送をエスビーエス連結子会社である東急ロジスティック、物流システム設計を、同じくエスビーエス連結子会社のAT&Cが担当。エスビーエスグループが全面的にラオックスの物流オペレーションの高効率化をバックアップする態勢が確立される。
(2)家電販売と引越し事業のコラボレーション
  ラオックスが長年培ってきた家電取付けの技術及び高品質のサービスと、エスビーエスグループが展開するダックを始めとする引越し事業チャネルを融合させ、従来他社が提供してきた引越し時の家電取扱サービスに較べ、より高品質なサービスを提供する合弁会社を設立する。
ラオックスの家電販売チャネルとエスビーエスグループの引越し事業を中心とする物流チャネルを相互に活用することにより、家電と引越しをパックで販売できる新事業を展開していく。
(3)廃家電の再資源化事業
  ラオックスの家電販売に伴い、顧客から発生する廃家電を、エスビーエスグループの環境事業部門である、連結子会社の総合物流システムにより再資源化する事業を両社の協力により展開していく。

個人宅に商品を届ける物流網を所有する大手家電量販店と、引越しその他サービスを手がける物流事業者の協業により、物流の効率化の他、リサイクル事業や新たな販促事業など、物流プラットフォームの構築によるビジネス機会の創造が期待される。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:16| 流通