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2005年12月27日

【流通】セブン&アイ、西武・そごう傘下に

――流通業の多チャネル化――

セブン&アイHDは、12月26日開催の取締役において、野村プリンシパル・ファイナンスとの間でミレニアムリテイリングの株式取得に関する株式売買契約書の締結を決議した。又、同取得が完了することを条件としてミレニアムリテイリングとの間で株式交換による同社の完全子会社化および同社との事業提携ならびに経営統合に関する基本合意書の締結も決議した。
セブン&アイHDは、これまでGMS、CVS、そして金融事業など、小売業を主体とした流通サービスの拡充を図ってきたが、今回、百貨店を傘下にすることで、多様な消費者ニーズへの流通チャネルが揃うこととなる。今後はチャネルごとの特異性を活かしながら、バックグラウンド部分の効率化なども進んでくることも考えられ、消費者ニーズが多様化する時代における、流通業の成長スキームとして注目され、他チェーンの動きも注目される。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:15| 流通