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2005年08月29日

【知識】東京営業部、地方ベンチャー企業の東京進出を支援

地方企業の首都圏営業代行を行う東京営業部は全国商工会連合会(以下、全国連)と組み、地方ベンチャー企業の東京進出を支援する。
全国連が品質を評価する商品の販路を東京営業部が開拓する。メーカーは東京に事務所を設ける経費をかけずに取引の機会を増やせる。まず食品メーカーを対象に始める。
全国連が十一月に東京で開く全国最大規模の物産展「第十九回ニッポン全国むらおこし展」に参加する六百社が対象。このうち、商品を高級スーパーやホテルなどに納入できそうな二十社を全国連が選ぶ。東京営業部は社員二人を専従させ、スーパーの購買担当者やホテル、レストランの料理長らに二十社の商品を売り込む。契約期間の三ヶ月で百五十社程度に営業する。
全国連には百万超の企業が登録。販路開拓は物産展に頼ってきたが、「消費者には好評でも、法人間取引につながらない」(市場開拓支援課)課題があった。食品で成果が出れば、来年以降、対象を民芸品や産業部品などにも広げる考え。
首都圏での営業機能を必要とする地方の有力ベンチャーにとって、首都圏進出は資金的なリスクと時間的な弊害が課題となる。同社の取り組みは、こうしたリスクを解消するサービスとして注目される。営業機能という会社にとって大きな資産ともなるべき機能を外注するにあたり、顧客情報や人的関係の構築等、互いがロジスティクス的な発想に基づく関係構築が必要とされる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:48| 知識