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2005年10月17日

【知識】CTCと日本オラクル、データベース統合サービスプログラムを提供

伊藤忠テクノサイエンス(以下CTC)と日本オラクルは、企業内やデータセンターに混在する異なるベンダーやOSのデータベースシステムを、短期間かつ低価格で統合するためのサービスプログラム「DBPool」を10月14日(金)より本格的に販売を開始し、2005年度で15社への導入を目指す。
企業やデータセンターには、さまざまな機能を持つたくさんのアプリケーションとそれに紐付く多くのデータベースサーバが存在している。それらのシステムは、UNIXやWindows、Linuxなどさまざまなプラットフォームによって運用されていることが多く、運用コストが企業の大きな負担となっている。そのため最近では、TCOの削減やシステム運用の負担を軽減することを目的に、データベースシステムを効率よく統合するニーズが急激に高まっている。
「DBPool」は、こうしたニーズに対応するためにCTCが日本オラクルと協業して開発したサービスプログラム。データベース統合におけるシステム設計やアプリケーション移行、さらにシステム運用の技術やノウハウを体系立てて標準化することで、短期間かつ低価格によるデータベース統合を可能にする。
また「DBPool」は、仮想化技術によって複数ノードのデータベース統合を容易に実現するだけでなく、スケールアウトのコンセプトに基づいて将来的なシステム拡張にも柔軟に対応可能な最新データベースプラットフォーム「Oracle Database 10g」とその最新クラスタ技術「Oracle Real Application Clusters 10g」を採用。さらに、オラクル製品のエキスパートであるオラクルのエンジニアがデータベースをオンラインで24時間365日運用管理する「Oracle On Demand」も運用サービスのベースに採用。これにより信頼性の高いサービスを提供する。
企業活動に必要不可欠なITの導入に際し、ソリューション毎や経営計画などにより、結果として様々なプラットフォームにより運用されるケースが少なくない。営業、生産、物流、財務等、様々な活動から発生する正確なデータの収集と分析を行うためにも、統合化するためのデータベース構築が求められる。ロジスティクスを実践する上でデータベース構築は必要不可欠であり、今回の統合サービスは企業のロジスティクスをサポートする仕組みとして利用拡大が期待される。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:42| 知識