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2005年10月21日

【知識】イニシオフーズ、新拠点から関東地区への惣菜供給開始

日清製粉グループの中食事業会社であるイニシオフーズは、本年9月2日に、埼玉県南埼玉郡白岡町に惣菜工場を完成させ関東地区への供給を開始する。
日清製粉グループは第二次中期経営計画の基本命題として中食・惣菜事業を成長のメインエンジンと位置付けており、今回の新工場完成により製造能力を増強し、首都圏をはじめ関東全域の供給体制を確立し、中食事業の本格展開を更に加速する。
中食は、女性の社会進出や高齢化を背景に市場規模が年々増加しているが、そのような中、日清製粉グループは中食事業を量販店及び直営店「八季」を中心に和・洋・中のできたて惣菜の供給と、全国の百貨店地下売場などに和惣菜「遊心亭」「百椀」等を展開し、積極的に推進している。
新工場は、工程ごとに温度管理をし、衛生区、汚染区に区分けしたHACCP仕様を採用。また、日清製粉の冷凍事業で培った微生物管理レベルを導入し、より高度な品質管理を実現することで、安心・安全な惣菜商品を供給できる体制を構築し、「安全・安心・健康」を重視した製品供給を行う。
また、最大の売場である量販店及び直営店のバックヤードで最終加工出来るよう、和・洋・中の各種惣菜を前処理して、キット・セット・カセットの形態で各店舗に供給し、それぞれの店舗で最終調理することで、出来たて惣菜を供給することが出来る。
工場内はHACCPの理念に基づき厳格なゾーニングによる人・物の交差汚染防止及び衛生区には陽圧管理を導入。全エリアでUV殺菌を行い、二次汚染防止を図っている。さらに物流倉庫に併設することにより、フレキシブルな配送体制の構築が可能となっており、テストキッチンも設置することにより、商品化がタイムリーに行われ、開発から販売までの時間短縮が図れる。
顧客の店舗での調理スタイルに合わせた商品供給システムを構築するにあたり、HACCEPへの対応や物流面における柔軟な対応など、ロジスティクス的な戦略に基づいた設計となっている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:35| 知識