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2005年11月15日

【知識】UPSサプライチェーン・ソリューションズ、ボジョレー・ヌーボーを輸送

UPSのサプライチェーン部門であるUPSサプライチェーン・ソリューションズは、70万本のボジョレー・ヌーボーを、11月17日(木)の解禁日当日に日本で楽しめるよう輸送を行っている。
同社によると、72時間以内に750トンのワインをフランスから日本へ運ぶ必要があるという。短い納期と大量輸送という2つの課題を解決するため、11月10日以降、チャーター貨物機7機を日本向けに運航している。運航区間はヴァトリー(フランス・マルヌ県)、シャトールー(同アンドル県)およびブレシア(イタリア)から東京、名古屋、大阪、福岡、札幌まで。
今回の輸送をスムーズに実施するために、今年初めに日本の企業からボジョレー・ヌーボーの発注を受けると同時に貨物機を予約し、11月初めには、フランス・ブルゴーニュ地方のワイン貯蔵所から750トンのワインを集荷。集荷したワインは、空港で航空輸送用の特製木枠に収納され専用の倉庫に保管された後、日本へ空輸されている。
解禁日に合わせて大量の空輸が求められる特異な商品に対応すべく、集荷体制、航空便の確保、日本国内での配送網の構築など、グローバルなロジスティクス体制が求められる。毎年大量のボジョレー・ヌーボーが、解禁日に日本で楽しめるのは、ロジスティクス機能によるものだと考えられる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:11| 知識