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2005年11月21日

【知識】コクヨファニチャー、工具が不要なデスクを発売

コクヨグループのコクヨファニチャーは、「パネルテンション構造」により、ボルトや工具を一切使用せずに組み立てられる「MX+(エムエックス プラス)デスクシステム」を発売する。
「パネルテンション構造」は、スチール製の部材と部材をボルトで連結せず、樹脂製のとめ具が付属した背パネルによって、天板に脚部や袖机を固定できる設計。同社が世界で始めて考案し、今年1月に発売した「BS+(ビーエス プラス)デスクシステム」で初めて採用された。
ノンボルトで組み立てられるため、組み立て時間は当社従来品に比べて約1/3まで短縮可能。また、「電気ドリル」を使用しない「静音組み立て」のため、就業時間中のオフィスでも作業が可能。さらに、組み立てに必要なスペースは同社従来品に比べて約1/2に削減でき、現地組み立てが容易なので、倉庫で組み立てて納品する場合に比べ、配送トラックの積載スペースを1/3に削減できる。さらに簡易な分別を可能にする設計や再生材料の活用など、環境に配慮したリサイクル設計となっている。
組み立てに必要な時間やスペース、さらにはリサイクルを考慮した商品開発は、各流通段階で求められる機能や効果について、開発者や物流部門を含めた関係者が情報共有しあうことで、実現に至っている。消費者が便利と感じ、環境に配慮した商品を最適なコストで提供するために、ロジスティクス機能が必要不可欠であるといえる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:06| 知識