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2005年12月26日

【知識】近畿コカとウエストジャパン業務提携

近畿コカ・コーラボトリングとコカ・コーラウエストジャパンは、経営統合も視野に入れ業務提携することに基本合意した。
両社は、日本コカ・コーラと共に、今後提携の具体的内容についてプロジェクトを推進し、より密接な協力関係を構築することで、市場展開力の強化並びに顧客や消費者サービスの向上を目指す。また、長期的な視点に基づき、業務システムや市場分析等へのITインフラストラクチャーの強化にも協働で取り組む計画。
両社はこれまでも、ボトラーテリトリーの枠組みを越えて様々な協働プロジェクトを立ち上げ、競争力強化を図ってきたが、流通チャネルの多様化、小売価格の低下、販売競争の激化等、市場環境が激変する中、成長を持続するために、更なる変革が急務であると判断した。

業務提携の内容
(1)カスタマー・サービスの向上
提案型営業・店頭活動能力の拡充を目的とした業務の標準化、販売物流の改革等の分野において、両社が協働して取り組み、カスタマーへのサービスの拡充・強化を図る。
(2)サプライチェーンの強化
コカ・コーラナショナルビバレッジが推進する、コカ・コーラシステム全体の統合サプライチェーン戦略と連携し、製造技術の拡充、フレッシュネスの向上、物流の効率化等の分野において両社は協働して取り組む。また、この計画と連動し、両社がそれぞれ所有する製造・物流子会社の統合についても検討する計画。
(3)業務系システムの拡充
両社の重要な事業基盤の一つである業務系の情報システム分野において、継続投資が必要な情報システムや、両社の熟練社員が定年退職の時期を迎える2007年問題へ迅速に対処を行うため、両社は今後業務システムの共通整備に取り組む。
(4)顧客満足の向上
消費者に対する一層の価値創造を目指し、顧客満足を中心としたCSR拡充に関し両社は協働し取り組みます。同時に、両社の自動販売機ネットワークを一層拡充し、消費者へ新たな自動販売機価値の提供を協働で推進する取り組みも開始する。
 
日本国内におけるボトラーシステムの中にあり、地域毎の最適化から、より広域なSCMへ向け、業務システムの統合・拡充や物流システムの再編など、ロジスティクス的な取り組みが今後も進んでくると考えられる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 12:08| 知識